小学校の情緒級にも通えなくなってしまった娘の居場所探しは振り出しに戻ることになりました。ただ娘は不登校でも週1回の放課後等デイサービスだけは利用しており、かろうじて家族以外の人との交流を保ててはいました。
その放課後等デイサービスが運営するフリースクールがあると紹介され、先日見学させて頂きました。娘の好きなパソコンやゲーム関係、イラスト、動画編集、プログラミングなどを教えてもらえるほか、希望すれば学校の勉強も見て下さるそうです。娘は一度体験に行って満足したようで「また行きたい!」と言っていました。このフリースクールに通ったあとお迎えが来てそのまま放課後等デイサービスを利用するとフリースクールの料金を割引して下さるそうで、私にとってもありがたい存在です。娘は自分から「行きたい!」と言った場所でもしばらくすると「行かない」と言ったりするので油断できませんが、娘が希望する限りお世話になろうと思います。
このフリースクールと同じフロアにはB型作業所が併設されており、クリエイター系の方が多く利用されていました。利用者さんたちから技術を教わることもできるそうです。大人が仕事している様子を間近で見られるのは利点だなと私は思いました。親としては「将来自分が働いている姿を想像してほしい」「B型作業所があることも知ってほしい」という気持ちです。
また娘は「ペーパーテストは受けない」「普通級には行かない」と明言しているため、中学校でも情緒級を希望するつもりです。調べたところ進学予定の中学校には支援級が4クラスあるようで、知的・情緒と分かれていたとしてもクラスは複数ありそうでした。娘に酷い言葉を書いてしまった子は1学年下のため、もしこの子が同じ中学校へ進学して情緒級を選ぶとしてもクラスを離してもらうことはできそうかな、と私は感じました。今後クラスが減るかもしれないので、継続して調べようとは思っています。
今小学三年生の娘が卒業するまで不登校でいいのだろうか、という不安はもちろんあります。高学年特有の宿泊行事を経験させなくていいだろうか、娘に尋ねると「行かない!」と即答するのですが、未知で想像できないことなので怖がっているだけかもしれません。苦手な子がクラスから去れば娘はまた情緒級へ通えると思いますが、それを待ち続けるのもどうなのだろうと感じます。
私の市では、いじめや不登校による学区外通学の申請をするには教育委員会へ経緯を説明しておくことが必要です。年度が変わるとこの件について知っている先生が異動してしまうかもしれないと思い、私は学校から教育委員会へ、今回の件についての報告をお願いしました。先生方の責任とは考えていないのですが、私にはすぐ転居できるだけの安定した収入がないため、もしもの際は学区外通学も視野に入れる必要があるためです。「先生方の責任とは考えていない」と私は教育委員会へも電話で伝えました。休憩時間中の児童まで見張ることは人手不足の現場には酷だと感じますし、この件で先生方の評価が下げられることが無いよう願っています。